コロナが流行る直前のタイミングの2018年、僕はフリーランスに転身しました。
きっかけは、すでにフリーランスとして働いている友達の紹介です。
「フリーランスって実際どうなの」と思う人も多いはず。
なぜなら、僕が半信半疑で始めたからです。
それから5年間フリーランスとして働き、経験して分かったことがあります。
これからフリーランスになる人、フリーランスになりたい人に向けて、5つの注意点をまとめていこうと思います。
フリーランスになって後悔しないための5つの注意点
人間関係作りが大事
フリーランスの仕事探しは、自分で営業して仕事を探す方法もあれば、フリーランス専属の人材派遣会社を使う場合もあります。
僕は後者を選択し、数社フリーランス会社との繋がりがあり、その都度案件を紹介してもらっています。
営業担当の人から仕事を紹介していただく場合、大事なことは「人間関係づくり」です。
どれだけ営業担当の人と人間関係を作っているか次第で、案件契約の決定率が決まります。
例えば面接が2人同時のグループ形式だった場合、2人とも印象もよくスキルレベルも一緒だったら何を主軸に採用を決めるかというと、営業担当の人の一言で決まる場合もあります。
僕がフリーランスになった当初、IT未経験のところからRPAエンジニアに未経験採用されたのは、営業担当の人と仲良くなり、営業の人がゴリ押ししてくれて、「(営業の)〇〇さんがそこまで言うなら」と根負けして採用が決まったそうです。
逆に営業担当の人と全く人間関係を作っていなかったらどうなるか。
営業担当だけではなく、勤務態度の悪さや遅刻が続き、契約先との人間関係を作らず契約打ち切りになってしまったらどうなるか。
営業の人からも信頼されなくなり、次の案件を紹介してもらいづらくなる、あるいは紹介不可となります。
どれだけ人間関係を作っているかということが、フリーランスとして仕事を続けていけるかに関わってきますので、人間関係づくりを大事にしましょう。
単価を上げるにはスキルアップが必須
フリーランスになると、会社員と比べて収入が上がります。
会社に入っていると、経理の人が給与や税金面の業務を一任してくれていますが、フリーランスの場合は自分でやる必要がある。
自分が経理の人がやっていた仕事もやる代わり、その分会社が経理の人に支払っていた給料が自分に入ると考えると、収入が上がる理由も分かります。
しかし、収入アップしているにも関わらず、スキルアップをしていないと痛い目に合います。
収入アップした分、それ相応の責任感ある仕事や、即戦力のスキルが求められます。
スキルアップのための勉強は欠かさず行いましょう。
転職時期は見極めが大事
フリーランスの案件は、1年以上の長期の案件もあれば、短期案件もあります。
長期案件でもプロジェクト終了や、人件費削減などで契約終了となる場合があります。
契約終了になると次の案件を探すために、転職活動をすることになるのですが、転職する時期がすごく大事です。
一番避けたい時期は、年度末である3月です。
僕自身4月1日スタートの案件を探していたときは、他の時期と全く違って、案件がほとんどありませんでした。
他にも12月や8月など、長期休みがある時期は案件が少なめな印象です。
上記のような案件が少ない時期に高単価案件を狙い、参画条件に満たない案件を受け付けないでいると、最悪転職が決まらない場合があります。
なぜなら、1案件に対する参画希望者の倍率がいつもと違うので、高単価希望だと書類審査が一切通らないからです。
年度末や長期休暇が無いタイミングで、単価アップを狙うことはアリだと思います。
しかし、案件が少ない時期に転職することになった場合は、同じ行動を取らないように気を付けましょう。
確定申告は義務
フリーランスと聞いたときに、だいたいの人が考える共通のイメージがあります。
それは、「確定申告が大変そう」という印象です。
ご想像の通り、初めて確定申告をやったときは、かなり苦労しました。
避けては通れない、フリーランスの義務です。
大変そうだからといって後回しにすると、確定申告締め切り直前の2月から3月にかけて、毎日レシートと向き合う地獄の日々が待っています。
ここまで聞くとさらに大変そうと思うかもしれませんが、ご安心ください。
確定申告をやる人向けに、使いやすい確定申告ツールがあります。
ツールを使えば分かりにくい鑑定科目も、分かりやすくサポートしてくれます。
ツールは国税庁のサイトの他にも、弥生会計やFreeeなど種類がたくさんありますので、自分にあったものを選ぶと良いと思います。
計画性が大事
フリーランスの仕事は、何歳になってもできるものではないと思います。
以前面談のときに、明らかに僕よりスキルや経験値が圧倒的に高い50代の人と一緒に、グループ面談を受けたことが数回あります。
その人に比べるとスキルや経験値が劣る僕は、絶対に選ばれないと思っていたら、参画が決まった経験が何度もあります。
また、同じ時期に案件に参画した50代の人と一緒に働いていたときのことです。
その人は、僕よりスキルや経験値が高かったものの、僕より苦労していました。
何に苦労していたかというと、一度聞いたことを「忘れてしまう」ということです。
スキルが劣っていても記憶力がある僕は、日が経つごとに上達していきましたが、その50代の人は「忘れてしまう」ことが原因で、何度も同じミスを重ね契約終了となりました。
どれだけスキルを磨こうと、経験値を積もうと、老化には勝てません。
即戦力が必要とされるフリーランスの世界では、計画性を持って働かなければ、職を失うリスクがあると考えています。
20代から30代で、フリーランスとしてバリバリ働くことはオススメです。
しかし、今現在の単価がいくら良いとしても、定年退社時に正社員のように退職金が出ることはありません。
今は良くても、10年20年先どうやって収入を得ていくのか。
計画性を持って行動することをオススメします。
まとめ
僕の経験をもとに、フリーランスをやる上での注意点についてお話させていただきました。
何をやるにも、メリットデメリットがあります。
それを知った上で、何を選択するかは自分次第。
今後フリーランスになる人の、参考になれば幸いです。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました!
コメント